夏バテと同じく『腸バテ』の人が最近、増えています。
今年も猛暑が続きましたね...冷たい飲み物やアイス、スルッと食べられる麺類など取り過ぎていませんか?
腸が疲れ、弾力性を失い硬くなってしまう『腸バテ』の症状を抱えるお客様が日々の施術の中で大変多くいらっしゃいます。
便秘などに悩む人が急増しているのもその表れの一つです。
腸の働きは免疫力とも密接に関わっており、腸バテが慢性的に続けば、様々な病気にかかりやすくなります。
実際に、8月頃からコロナやインフルエンザ、咳風邪、帯状疱疹などに感染しキャンセルのご連絡が増えてきております。
体に必要な栄養素を取り込み、有害物質を便として排出する腸は、私たちの健康を根幹から支えている器官。
腸には全身の免疫細胞の約7割以上が存在しており、外部からの侵入したウイルスや病原菌などから私たちの健康を守る重要な役目をしています。
その一方、腸は思っている以上にデリケートな器官。生活習慣の影響によって、腸の働きはすぐに低下して硬くなってしまいます。
若い世代は、朝食抜きなどの不規則な生活や睡眠不足、ストレス、無理なダイエットなどが主な原因。
つまり、便として出すべきものが十分に足りていないため便秘になりがちです。
シニア世代になると、加齢や筋力の低下によって腸の弾力性が失われ、蠕動運動など腸管自体の機能が少しずつ衰えてくるため、便通が悪くなってきます。また、歳を重ねると腸内細菌のバランスも変化し、善玉菌が減って悪玉菌が増えやすいことが分かっています。
こうした生理的な変化に加えて、高齢になると食欲も低下する方、もしくは食べているのに太れないなど腸に必要な栄養や水分が不足していることも少なくありません。
1日3食、栄養バランスの良い食事が基本ですが、より良い腸内環境をつくるために積極的に摂りたいのが、もち麦ごはん(米2:もち麦1)や野菜、きのこ、海藻類などの食物繊維が多く含まれる食品と漬物などの植物由来の乳酸菌で作られた発酵食品です。
しかし、腸内環境は一人ひとりの個体差があり食物繊維や発酵食品、乳製品やグルテンなどお腹に合う合わないがあります。
当院は分子栄養学をしっかりと学び正しい知識を持った院長がお客様の状態に合わせたアドバイスを行っています。
ご来院の際はお気軽にご相談ください。